ニューヨーク145番通り
- 作者: ウォルター・ディーンマイヤーズ,Walter Dean Myers,金原瑞人,宮坂宏美
- 出版社/メーカー: 小峰書店
- 発売日: 2003/01/01
- メディア: 単行本
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「犬が撃ち殺されたって、ほんとうか?」ウィリーがいった。
ウィリーはぼくの腕をつかんで、顔をのぞきこんだ。それから僕の表情を見て、もっとひどいことがあったのを知った。
昨日読みかけの「ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)」より辛くないのはどうして?
こっちのほうがずっとノンフィクションっぽいし。
児童文学だから?
所詮外国のお話だからか?
悲劇の後に救いを用意してあるからだろうか。
ニューヨーク、ハーレムのスラム街は
セサミストリートの世界としてなじみがあって
階段の横にごみのバケツがあって
日中仕事のない人々がうろうろしてる・・・
しかし、淡々と書かれてる分、後からボディーブローが・・
「キティ、お前にはなにをいってもむだだな」マックはいった。
「うん」キティは答えた。「そんなところかな」
訳者が金原瑞人氏なので借りた本。
「文学賞メッタ斬り!」で芥川賞の金原ひとみ氏の父上で、
秋山瑞人のゼミのセンセで・・と知って
「プリンセス・ダイアリー」を読む。
これがヒットだったので、いろいろと。
いやあ、某ベストセラー、魔法使いのと比べて、
比べるのが悪いってくらいの訳で。
そうだよね、プロだったらこれくらいは・・
世の中には魔法使いのに限らず
もうほとんど原文がわかるくらいの(英語苦手なのに)
日本語にはなってない、翻訳ソフト並のまであるから。
でも、女の子が語る話のほうが自然でない?やはり娘のせい?