彩雲国物語 王都上陸!龍蓮台風 (ビーンズVOL.4)

「それは、ひるがえせば誰とも同じものを見ることができないということじゃないかな。……それはひどく寂しくて、孤独なことだと、私は思うよ。」
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「彼が好きだというのなら、そして彼がいつもまっすぐだというのなら、それなりの覚悟をもちなさい。誰かと関わるならいつだって相手と同じものを返さなくてはいけないよ。決して嘘をつかない相手にはこちらも嘘をついてはいけない。十割で好きだと言ってくれる相手に、中途半端な好きを返してはいけないよ。それは相手をとても傷つける。期待をもたせるくらいなら関わるのはよしなさい。」

「思うよ。」の前に「私は」をいれるのも、とっても好きですねえ。後半部分も、言ってるのがお父様だから、感動的であると同時に、「好き」とは逆の場合も考えてしまったり。
ナンカ、巻を追うごとに個性的な人物がバブルで登場してくるような…天才的な方向音痴の超秀才も文武両道の色男も過去あるお兄様も今や普通の人に見えてきます。茶州で女性陣が増えそうだし?藍家の兄上たちもおもしろそうだし…期待!