黄昏の百合の骨

黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)

黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)

とても美しい装丁・挿絵の本。美しい文章の魅力的な書き出し。話の中身は、ちょっとよくわからない。挿入されてる文章がわざわざわかりにくいように設定されてるし。何層かになってる物語の最後のどんでん返し(?)もちょっと?穏やかな日常生活(高校生の)にひそむ怖さ?理瀬の背景もほのめかされてるだけで少なくともこの本だけでは明かされない。比較的最後の場面に「そんなことができるならさっさと最初からすれば」。でもそうしたらこの話はなくなるし〜
ただやはり、ジュピターの謎がちっとも怖くなく「なあんだ、そんなこと」と思えるこわ〜い話。