ZOO

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ついに手を出しました。基本的にホラーはきらい。あれ?ついこの前も読んだような…き、気のせいです。「夏と花火と私の死体」は読んだ(気がする)ので、そんな感じ。ああ、あの人が書いてるのだと思う。短編集。決しておどろおどろしくはない。主人公らしき人物は「えっ、この状況でどうしてそうなるの?」的思考をし、普通に会話していてもどこか少しずつ、というかとんでもなく(?)ずれてたりする。そのずれが解明(一部分?)されるとオチのあるミステリー的な話になるのか?SFでありそうな設定もあり、ホラー(だろう、これは)もある。気持ちの悪い話もあるのに全編通しての読後感はそんなに悪くない。久しぶりに「疎外」とか「自己」とかいう言葉を思い出してしまったよ〜