炎に消えた名画

炎に消えた名画(アート) (扶桑社ミステリー)

炎に消えた名画(アート) (扶桑社ミステリー)

美術評論家としての主人公は、ドゥビエリュー(マルセル・デュシャン亡き後の現代美術の世界での重鎮)とインタビューする機会を得て・・・
すごい作品。ミステリ、やはり。モダンアートへの批判、皮肉とも受け止められるし、素直にこんな世界なんだと思ってもいいかも。主人公は名声を求めて、それは芸術家に対しても同じで、同類ゆえか理解もする。しかし、女を理解すること決してない。
しかし「死蠅を貼る」とは。今度からキリストの絵をよくみてみようっと!