砦なき者

砦なき者

砦なき者

すごい!今まで読んだことなかったなんて、ホント損してた。去年亡くなってしまって、今あるだけしか読めないなんて、ナント残念な!!しかし何冊かは楽しめるわけでそれは正直うれしい発見。連ドラはほとんど見ないので、自殺されたニュースで始めて認識した著者名。唯一見た記憶があるドラマが「眠れる森」。脚本誰だろうとは確かに思いましたとも。追求しとけばよかった。この「砦なき者」も途中でデジャヴィ。やはりドラマになっていてその宣伝は何度か見た覚えが。第一章と第二章は短編として独立して読める。これだけでも十分におもしろい。で、この思わせぶりな太字はなんだろうと考えながら読み進むと…そしてラストが、このラストの重さが、峠なき者という題名の意味が、人を押しつぶすのだろうか?