樒/榁

樒/榁 (講談社ノベルス)

樒/榁 (講談社ノベルス)

ミステリーなのでしょうか?
一応密室物かも。短編2つ。前半があって後半があるから後ろから読んではだめ。
樒のほうは、鮎井郁介という人物の書く水城優臣が探偵役。
ちょっと天狗やら崇徳帝の怨念やらって一見おどろおどろしいかもと思わせる感じ。
榁のほうは、石動戯作が探偵役。舞台は同じ。16年後。

さらっと読める。同じ著者の小説(何か忘れ!ハサミ男か牛か??)前に読んだのはそうでもなかった気がするからちょっと拍子抜け。
何かからくりがあるのだろうか?
ざっと読みすぎたか?

榁のほうで探偵役にトリックがあったから、愛読者にはわかるのかなあ?

夜に読んでも怖くない。電車のなかでも読める。
冬の暖炉の前でじっくり読むには、向かないと思う。
暖炉ないけど。