聖者の異端書 

聖者の異端書 (C・NOVELSファンタジア)

聖者の異端書 (C・NOVELSファンタジア)

装丁から受ける印象と同じく、渋い。
「私」という一人称で語られる、お姫様の冒険の書
なかなかこのお姫様が、素敵。
一人称がとっても生きてる。
思わず、ニヤリとしてしまう。
そして最後に明らかになりきれいにまとまる、異端の物語。
久しぶりに、読み返したくなった作品。

狂乱日記壱さつめ

狂乱家族日記壱さつめ (ファミ通文庫)

狂乱家族日記壱さつめ (ファミ通文庫)

読みやすく、軽く楽しめる内容。
次回に続く伏線あり
ただとっても軽い、深みなし。
一見、西尾維新のノリでもっとわかりやすい。
家族たちに感情移入してしまえば(それができれば)
後は悪との戦いってことに、単純化される。
次巻以降で現れる敵(!)の正体や家族の正体、実は〜で明かされる設定次第でしょう。
それが今のところ予想範囲に収まりそうで
そうだと、つまんないから、波乱を期待!

 マスケティア・ルージュ 白の王妃

白です!かっこいい王妃が見れますよー。
王悲惨。王妃さん、男前〜!!
ジュリアは相変わらず、くぁわゆい〜!!
ユーグに手玉に取られてます〜。
いや、ミイラ取りがミイラ路線かも。
三銃士ですから、ロザリアと訳ありかと思いきや
ジュリアともからみますか?
あの方はどうやらお父様のようで・・・
清純派ジュリアとかますんなら、
最初のご登場場面、酒と安物の香水とだらしない格好も、
最後の登場場面と同じことでしょうか〜??
しかし、2日続けて、同じ様な濡れ場(!)読むと
食傷気味。
涙の非恋、別れ別れになった恋人たちの再会場面に
しらけてどうする、自分。
全然傾向の違う著者だったはず〜
同じ出版社ですってばー、読者本人も同じ(当然)
なら、自分に帰ってくるな、これは。

永遠はわが王のために

おいしいところ満載、大満足の食後感です。いや読後感。
絶版になっていた「マグダミリア 3つの星 Ⅱ」の加筆修正版
「Ⅰ」は読んだのです、以前のほうを、古本屋で手に入れて。
エヴァリオットの剣」とつなぎあわせてその後の展開は予想済み。
もともと 「王子と乞食」のパルメニア版だし〜。
キースもビクターも、どうやらおいしい役どころのクープラン司教も
恋人たち!2組もでそろって
安心してたのしめます。
エヴァリオットの剣のファリャ家の彼女は影だけ、まだ。
確かにちょっとどうかと思う、ラブラブ度だあ〜、めずらしい!