聖杯伝説

聖杯伝説 (徳間デュアル文庫)

短編2つで構成。ヴォルカは特にデジャヴィが。
雰囲気的にはル・グインのＳＦの世界？
大変読みやすく予測可能の物語
寓話的？、だから予想の範囲内っていうのが悪いわけじゃあない。
ゆったり構えて、「こうゆうのもいいね」の気分に。
後半、母星で辺境統合開発局の文化部長ティエム・ノイのその後が
ちょっと気に入らないよー
彼女は雄雄しく、むなしく、アーリーンとは別の道を選択するほうが・・・
好みの問題？
「読んで楽しい物語、生きていてちょっぴりでも良かったなと思えるような、面白い話」が好きなのは確かだけど。
「近代的な自我の確立」や「現代人の苦悩と孤独」よりも。